子どもの難聴に気づくには?改善法もあわせて紹介

af9940121028x聞こえの障害というのは、生まれつきの障害の中でもよく見られるものの1つです。実際、毎年1000人に1人の割合で先天的難聴を持った子どもが生まれているというデータもあります。

重度の聴覚障害だと生後すぐに判明しますが、中軽度だと発見が遅れる傾向にあります。子どもの場合はコミュニケーションや言葉の発達の面で遅れが生じることがあり、それらの遅れが聴覚障害を発見するきっかけになるようです。「大きな音がしたときにしか反応を示さない」「3歳まで単語をしゃべらない」「まわりの子どもより言葉数が少ない」「何度も聞き返す」などのサインがみられたら、1度聴覚検査を受けてみるといいかもしれません。

先天性の聴覚障害には、治療によって治せるものと治せないものがあります。治すことができない場合には、聴力を補うための何らかの改善方法をとらなくてはいけません。子どもの聴覚障害は早い段階から治療を始めるのが理想的だといわれているので、出来ることから始めてみるといいでしょう。

代表的な改善法ともいえるのが補聴器。聞こえにくいまわりの音や会話をハッキリと聞くための医療機器です。ちなみに補聴器は、音を伝える部分の障害である伝音性難聴にのみ効果を発揮します。補聴器にはたくさんの種類があり、価格によってその機能もさまざまです。中でもおすすめなのが、フォナックで販売されている子ども用の補聴器。カラフルなカラーリングのものやつけていて違和感を覚えにくいつくりになっているものなど、子どもでも扱いやすい補聴器を多数ラインナップしています。ちなみに補聴器の購入は基本的に保険がきかないのですが、身体障害者手帳を持っている場合、補装具交付申請書を市区町村の福祉関係の窓口に提出すると1割負担で購入することができます。

とはいえ、補聴器をつけていても騒音に囲まれたにぎやかな場所では相手の声が聞こえないこともあります。そういったときには音声を使った会話だけではなく、視覚的に情報を示してあげましょう。コミュニケーションがとりにくいからといって諦めるのではなく、大人から積極的に関わっていくことが子どもの健やかな成長にもつながっていきます。

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