あかぎれ、しもやけの違いは?

あかぎれやしもやけは冬場に気温が4度~5度ぐらいになると起こりやすいという特徴があります。冬は気温が低くて外気が乾燥しやすいので、皮膚の表面から水分が失われ易いということになります。気温が5度~6度以上ある場合には外気の湿度が低い場合でもあかぎれにはなりにくいのです。
これは皮膚の表面が皮脂によって保護されているためなのです。

しかし、外気が特に低い場合には皮脂が凝固しやすくなり、このような条件の下で手洗いや食器洗い、洗濯などの水仕事をして、その後に水分を十分に拭き取っておかないと、皮脂が落ちた後についた水分によりあかぎれが起こる原因となります。
一方、しもやけは外気が低温になったことにより血行不良が起こり、古い血液が皮膚の下に溜まって起こります。このような血行不良の主な原因はビタミンの不足にあります。低温状態ではビタミンが不足すると血管が萎縮してしまい血流が悪くなってしまうのです。

このようにあかぎれは皮膚の表面で起こるのに対して、しもやけは皮膚の内部で起こります。
両者の症状はよく似ていて、気温の低い屋外から暖かい室内に入ったりして患部が温まった時に一種の炎症のようなものが起こり非常に痒くなるのが特徴です。

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